太陽光発電取付工事は父の優しい気遣い

08. 3月 2016 未分類 0

実父が定年退職後、2年ほどした頃、突然「太陽光発電システムを取り付ける」と言い出しました。

それまで特に太陽光発電の話題が家族の間で上ったことはなかったので、一体どうして急に父がそんなことを言い出したのか、誰にもわかりませんでした。

退職金の一部を費用に充てるというのですが、母は老後の心配もしていて、退職金が目減りすることを気にしていました。また父が急に言い出したことなので、誰かに騙されているのではないかとも心配したようです。

それぞれ独立していた私を含めた兄弟3人も帰省して、両親と共に話し合ったのですが、父の意思は固く、また父が工事をお願いしようとしている会社も怪しい会社ではなかったので、結局は「父の退職金なのだから、その使い道を周りがとやかく言うのもお門違いかもしれない」という結論に至り、父の言う通り工事をすることになりました。

無事に工事が終わって、快晴のお天気の時に実家の太陽光発電を見に行きました。

リビングに設置された、発電量のメーターが上がるのが目に見えてわかってなかなか面白かったです。

また、快晴の日でないと発電しないのかと勘違いしていましたが、母によれば曇りの日でも発電しているようだとのこと。発電量が意外と多くて電気代がかからない上に売電できるのが嬉しいと、当初はあれほど心配していたのに喜んでいる様子でした。そんな様子を見せる母を見て父も満足げです。

そこで父になぜ急に太陽光発電を付けようと思ったのか聞いてみると、「退職金が目減りするといっても一時的なもので、月々の電気代がかからなくなりさらに売電分でいずれは初期費用は回収できる。

それに、何より地球環境にとって良いこと。孫たちのためにも、少しでも地球に優しい生活をしなくてはいけない」とのこと。そんなことを考えていたのなら、話し合いの時にそう言ってくれていれば早かったのに、「あの時は家族がみな反対しているような気がして意固地になってしまった」とのことでした。

父の優しい気遣いにもっと早く気が付いてあげていたら家族会議は不要だったのにと思いました。

結局、その数年後震災が起こり、この判断は正しかったのだなぁと今になってつくづく思います。全ての原発が止まり、電気料金が値上げされても、太陽光発電のおかげで実家は助かっているようです。